プロフィール
ごあいさつ
はじめまして、こんにちは!チーズ職人 兼 販売担当の島です。
写真左がチーズ担当の私、右が酪農・飼育担当の兄、中央が旭川市の2015年度食べマルシェネット通販事業部の担当(株)エレメントの天池さん。ちょうどきた牛舎の取材に来ていただいたときの写真です。
「牛のいるふるさとの風景を未来に届けたい」と、株式会社 北ぎゅう舎を2009年7月に設立しました。
2010年夏、兄弟が経営するホルスタインの牧場の敷地に「しまミルク加工所」を建設。このチーズ工房にて、ラクレット、サンマルセラン、カチョカヴァロを製造中です。
〜先祖が開拓した北海道・美深町の大地を乳と蜜流れる豊かなふるさとにしよう〜とおっしゃった郷土の偉人の言葉に胸震わせ、感動した事が発端ですが、現実は理想のシナリオを書かせてはくれません。
そして、希望と不安にさいなまれる毎日ですが、僕って、けっこう楽脳家でした!?
今の苦労をあとでギャグるために、チーズ専用日記をつけることにしました。
松浦周太郎先生、および「ばくろうの得やん」父さん、気楽につきあってね。
先祖と北ぎゅう舎
ふるさとを乳と密流れる豊かな大地にして 未来へ
北海道上川盆地の最北部、天塩川流域の美深町において、明治期、本州や四国、九州から極寒の北海道に開拓入植し、命をつむいできた先人たち。その先祖から引き継がれてきた農の仕事、酪農。いま最北の大地にこだわり、祖父らとともに歩んでくれた牛たちに感謝しながらチーズづくり。
はじまりは1956年、シマフエルサンゴ号
きた牛舎の歴史は、1956年、若い夫婦が美深町川西地区に入植してから始まります。
シマフエルサンゴという名の一等の乳牛からスタートした牧場は、春夏秋冬、毎日、家族みんなで牛の世話に明け暮れました。
幼いころから牧場暮らしになじんできた次男(起業者)が「牛のいるふるさとの原風景を守りたい」と思い、乳製品作りで酪農の待ちににぎわいを取り戻そうとしたのは当然の成り行きでした。
2004年、牧場を興した父が亡くなり、一つの時代が終わりました。
2009年、本格的にチーズ製造の事業化に着手しました。
2010年夏、「しまミルク加工所」を設立。
隣接する島牧場のホルスタインから搾られたフレッシュな生乳を使って、酪農場ならではの素材の味がよく出た飽きのこないチーズ作りに励んでいます。ローテーションを組みながら、日々ラクレット、カチョカヴァロ、しろかんば、フエルサンゴ、フロマージュブランなどを製造しています。
チーズ作り
わたしたちは、ホルスタインの牛乳で農場製「干し草のチーズ」を製造しています。
豊かなふるさとづくりのために、冷涼な亜寒帯気候の北海道美深町の自然に由来する原料乳を、「神からの贈りもの」と称される最良の食品、チーズにすることに日々励んでいます。
工房では、夜明け前にチーズの原料乳を搬入します。乳にダメージを与えないよう、牧場敷地内の搾乳室のバルククーラーから手運びで殺菌機に移して製造します。
工程のほとんどはスタッフの人力になりますので、酪農場製ならではの素材の味がよく出た飽きのこないチーズが作られます。
手づくり無添加のため、お子様でも食べやすく、ご家族ご友人にもすすめられるナチュラルチーズです。
私たちを育ててくれた北海道美深町の風土から生まれたチーズを安心してお召し上がりください。
どさんこのフロンティア精神が息づく乳と蜜あふれる大地の恵み きた牛舎のチーズをお召し上がりください。